よくある質問

人工股関節置換術に関するよくあるご質問

入院期間はどのくらいですか?
症例により個人差はありますが、おおよそ1~3週間程度です。
手術後、どのぐらいで日常的な動作ができるようになりますか?
ほとんどの患者さんは、術翌日から歩行を開始し、術後一週間で杖なし歩行が可能です。退院後すぐに買い物は車の運転が可能です。術後3~4週で、重労働以外の一般仕事に復帰可能です。
痛みは無くなりますか?
術後3ヵ月でほとんどの場合、痛みが解消し、多くの日常的な動作ができるようになります。
手術後、日常生活で制限はありますか?
インプラントの脱臼を防ぐため、以下のような制限があります。
  • 身体がぶつかり合うようなスポーツ
  • 関節を無理に曲げたり、伸ばしたりする動作
これらの制限を除けば、通常の日常生活にはほとんど支障がありません。しゃがむことができ、和式トイレも使用できます。散歩やショッピング、旅行、ハイキングなど、手術前には股関節が痛くて楽しめなかったことでも、手術後には楽しむことができるはずです。水泳やサイクリング、ゴルフといった運動もできます。
インプラントはどのくらいもちますか?
個人差はありますが、95%の人が20年以上の長期にわたって、インプラントを維持できているとの臨床結果が報告されています。最近のインプラントは、製品の研究も進み、更に優れた臨床結果も期待できるようになってきました。
○ 適切な体重を維持する
○ 新たな体操、スポーツや活動を始める前に主治医に相談する。
× 重いもの(30kg以上を目安)を繰り返し持ち上げるようなことを避ける
× ジョギングやスキーなど、「衝撃荷重」がかかるようなスポーツは推奨しません

* 「Cementless total hip arthroplasty using a threaded cup and a rectangular tapered stem」 M. Pospischill, K. Knahr JBJS-B 2005