社会医療法人 愛仁会
理事長
渡邉 東
WATANABE AZUMA
今年度より社会医療法人愛仁会 理事長を拝命いたしました渡邉東と申します。
当院は1967年8月1日、旧亀田町郊外の田んぼに囲まれた2階建ての小さな病院として開院いたしました。開院時の名称は「渡辺病院」といい、病床数は36床、診療科目は内科、外科、産婦人科、小児科、眼科の5科で、常勤医師も外科医と産婦人科医の2名のみでした。開院時から新潟大学医学部のご支援をいただき、また地域の皆様からのサポートもあり、徐々に患者数も増えていき、それに伴い、入院の許可病床や医師、看護師をはじめとする医療スタッフを増やしてまいりました。
その後、1982年に病院名を「亀田第一病院」に改称し、1991年には病院建物を全面的に増改築しております。現在は診療科目17科、197床(一般156床、地域包括ケア41床)の江南区唯一の病院として地域医療の一翼を担っております。また法人内の協力施設として介護老人保健施設亀田園や訪問看護ステーションかめだ、ふれあい歯科クリニックなど6施設を運営し、医療のみならず福祉の分野での体制づくりにも努めてまいりました。
当院の特徴としては3つのセンターがあげられます。
一つ目の脊椎外科センターは1999年に全国ではじめての「脊椎外科専門センター」として開設しました。その診断と治療は最新の科学的経験に支持された世界標準レベル以上を基本とし、顕微鏡や内視鏡を駆使した高精度低侵襲手術などを数多く実施し、質の高い治療を提供しています。また全国でも数台しかないEOSedge(デジタル式汎用X線診断装置)を導入し、短時間で低被ばくでの立位全身撮影3次元画像による正確な診断を行っています。
また、2027年4月に開催予定の第56回日本脊椎脊髄病学会学術総会の会長に当院 長谷川和宏センター長が富山大学整形外科川口善治教授とともに就かれることが決まっています。
二つ目の股関節センターは2007年に開設しました。徳永邦彦センター長は、2002年10月にドイツBrainLAB社のVectorVision Hipを用いて、コンピューターを駆使した綿密な術前計画と術中ナビゲーション支援手術を日本で初めて行い、今までに2,300関節以上の実績があります。また、2010年からは、骨盤内側から進入し股関節周囲筋を温存した寛骨臼移動術(CPO)をCT画像を用いたナビゲーションを使って行うなど精度の高い手術を実施しています。
三つ目は2020年に開設した消化器内視鏡センターです。リカバリールームを完備し、鎮静下内視鏡や、胃がん・食道がん、大腸がんに対するESD(内視鏡手術)を積極的に実施しています。2022年からは胆道鏡(スパイグラスDS胆管-膵管鏡システム)を導入し、難治症例にも対応可能となりました。また、AI(人工知能CAD EYE:富士フィルムメディカル社製)内視鏡を導入し見落とさない内視鏡検査を実践しております。また、小腸・大腸カプセル内視鏡も実施しており、小腸疾患の診断や大腸カメラ挿入困難な患者さんに対しても適格な診断が出来るようなシステムで対応しております。本年からは胃カメラ検査のWEB予約も開始いたします。
その他に、整形外科分野では2024年に人工膝関節置換術支援ロボット(VELYS™ロボット支援ソリューション)を新潟県内で初めて導入し、より安全で正確な手術を実施しています。また、装着型サイボーグHAL(CYBERDYNE株式会社)を用いた効率的なリハビリテーションも提供するなど先端技術を積極的に取り入れています。
当院は今後も新潟大学病院をはじめとする近隣病院との病病連携及び地域クリニックとの病診連携を積極的に推進し、江南区唯一の病院としての役割を果たしてまいります。また法人内の在宅施設や介護施設の充実を図り、地域の皆様が安心できる環境づくりに貢献していきます。
社会医療法人愛仁会は亀田第一病院を中心に「誰からも愛され、信頼される病院・施設」をミッションとし、「人への愛、患者への愛」の基本理念を胸に努力してまいります。
今後ともご支援賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。