年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 7 47 55 63 138 263 579 1056 870 432
2024年度DPC退院患者数を年齢区分10歳ごとに集計した数値です。
年齢は入院した時点での年齢で集計しています。
退院患者総数に占める70歳以上の割合が67.2%となっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 80 3.36 2.57 0.00 65.89
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 77 25.47 20.78 14.29 87.05
100380xxxxxxxx 体液量減少症 68 21.84 10.26 13.24 84.35
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 66 22.98 16.40 6.06 87.33
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 52 13.23 8.88 1.92 80.37
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
内科では大腸ポリープ切除症例が最も多く、次いで誤嚥性肺炎、脱水症となります。平均年齢も80歳と高齢のため入院期間が長い傾向があります。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 85 4.34 4.54 0.00 67.32
060241xx97xxxx 痔核 手術あり 44 4.05 5.38 0.00 57.43
060050xx9905xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 18 3.33 5.33 0.00 69.33
060040xx99x7xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 16 3.00 4.36 0.00 67.81
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 15 8.27 7.05 0.00 65.53
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
外科では鼠径ヘルニア(15歳以上)が最も多く、平均在院日数も全国平均より短くなっています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 187 12.87 15.41 0.00 73.51
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 141 35.60 25.29 10.64 83.65
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 113 12.96 18.76 0.00 67.71
070180xx97xxxx 脊椎変形 手術あり 92 29.40 20.98 0.00 60.54
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 83 2.98 2.59 0.00 73.24
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
整形外科では脊柱管狭窄が最も多く、次いで大腿骨近位部骨折、変形性股関節症の順となります。
脊柱管狭窄、変形性股関節症については平均在院日数が全国平均よりも短くなっております。

脳外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 13 38.00 16.89 23.08 80.46
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 18.68
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 16.94
010060xx99x00x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 5.92
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 22.21
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
脳神経外科では脳梗塞が最も多い症例となります。 患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 40 8.75 7.74 0.00 69.75
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 9.20
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 5.97
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 11.83
12002xxx99x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 9.02
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
産婦人科では膀胱瘤が最も多い症例となります。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 90 3.04 2.45 0.00 69.67
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 50 7.30 6.81 0.00 74.54
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 41 23.51 13.66 7.32 72.20
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし 32 7.09 7.95 0.00 64.34
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 22 5.86 5.16 0.00 68.27
2024年度DPC退院患者数の上位5位までを掲載しています。
泌尿器科では前立腺癌が最も多い症例となります。
次いで膀胱癌、尿路感染症の順となります。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 12 37 1 8
大腸癌 12 10 59 28 1 8
乳癌 1 8
肺癌 1 8
肝癌 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者様の人数を初発、再発に分けて集計しております。
初発につきましては、各がんを進行度によりⅠ期からⅣ期の4病期(ステージ)に分類しています。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。
当院では大腸癌の症例が多い傾向があります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 37 22.86 82.32
重症 25 24.24 88.60
超重症 10 36.80 87.30
不明
成人市中肺炎の患者を重症度別に集計しております。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。
重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システムにより分類しています。
当院で患者数が多いのは中等症が最も多く、次いで重症の順となります。80歳以上の高齢者が多くなっております。

脳梗塞の患者数等

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ICD10 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 3日以内 13 41.00 77.92 21.05
I63$ その他
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しております。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 58 1.47 2.21 0.00 67.69
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 40 1.40 13.25 5.00 82.48
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 28 0.75 6.50 0.00 76.46
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 26 0.69 2.19 0.00 62.23
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 16 0.94 3.00 0.00 68.88
2024年度中に退院した患者に実施した手術件数を表しています。
内科では内視鏡治療を中心に、内視鏡的大腸ポリープ切除術が最も多く、次いで内視鏡的胆道ステント留置術、早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術の順となります。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 86 0.40 3.10 0.00 67.52
K7434 痔核手術(脱肛を含む。) 根治手術(硬化療法(四段階注射法によるもの)を伴わないもの) 40 0.23 2.88 0.00 56.80
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 26 1.73 4.69 0.00 60.46
K7421イ 直腸脱手術 経会陰によるもの 腸管切除を伴わないもの 14 0.79 7.93 0.00 84.21
K639 急性汎発性腹膜炎手術 11 1.55 18.91 0.00 69.00
2024年度中に退院した患者に実施した手術件数を表しています。
外科では鼠径ヘルニアの手術が最も多く、次いで痔核手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術の順となります。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 230 1.57 11.06 0.00 72.05
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 194 1.03 16.78 0.52 71.07
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 124 2.21 21.31 0.00 67.80
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 114 1.58 33.24 11.40 84.06
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 45 1.67 30.71 8.89 79.80
2024年度中に退院した患者に実施した手術件数を表しています。
整形外科では椎弓形成術が最も多く、次いで人工関節置換術(肩・股・膝)、後方椎体固定術の順となります。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
K802-21 膀胱脱手術 メッシュを使用するもの 17 1.00 7.24 0.00 68.53
K877 子宮全摘術 10 1.00 8.60 0.00 53.40
K8531 腟閉鎖術 中央腟閉鎖術(子宮全脱)
K8654 子宮脱手術 腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式)
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの
2024年度中に退院した患者に実施した手術件数を表しています。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。
産婦人科では子宮脱手術が最も多く、次いで子宮全摘術の順となります。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 51 1.37 4.88 0.00 74.75
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 22 1.32 4.09 0.00 69.09
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 16 2.50 14.50 0.00 74.13
K8352 陰嚢水腫手術 その他 11 1.00 2.64 0.00 55.00
K830 精巣摘出術
2024年度中に退院した患者に実施した手術件数を表しています。
患者数が10人未満の場合ハイフン(-)で表示されています。
泌尿器科では膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)が最も多く、次いで経尿道的尿路結石除去術(レーザー)の順となります。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.54
異なる
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
重篤な疾患である播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症について発症率を集計しています。
患者数が10未満の場合、各項目はハイフン(-)で表示されています。

【医療の質指標】血液培養2セット実施率

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指標 分母:血液培養オーダー日数 分子:分母のうち、血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数 割合
血液培養2セット実施率 144 110 76.38%
令和6年5月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に1回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セットで行うことが診療ガイドライン※1により推奨されています。
参考
※1,JAID/JSC感染症治療ガイドライン2017-敗血症およびカテーテル関連血流感染症-

【医療の質指標】広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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指標 分母:広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数 分子:分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数 割合
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 432 123 28.47%
令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に1回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
広域スペクトル抗菌薬は多種類の病原菌に対して効果があるため、どの細菌が原因かわからないときや、多くの種類の細菌に効果を出したいときにこの広域スペクトル抗菌薬を使用することがあります。
ただし、必要以上に使用することで、薬剤に対して耐性をもつ細菌が生まれることもあり、慎重に判断して使用することが求められています。
細菌培養検査を行うことで、感染症の原因菌を特定し、その菌に有効な抗菌薬を選択することができるようになります。これにより適切な抗菌薬選択が行われ、結果としてを広域スペクトル抗菌薬に耐性をもつ菌の発生や蔓延を防ぐことにつながります。

【医療の質指標】手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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指標 分母:全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数 分子:分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数 割合
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 1077 1077 100.00%
令和6年6月1日から令和6年5月31日までの退院患者で、一般病棟に1回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
現在は感染症にかかっていないが感染する可能性がある場合に、事前に抗菌薬を使用しておくことを予防的投与といいます。
手術執刀開始1時間以内に適切な抗菌薬を投与しておくことで、手術後の手術部位の感染発生を予防し、入院期間の延伸や入院医療費増大を未然に防ぐ(予防する)効果が期待されます。

【医療の質指標】d2《真皮までの損傷》以上の褥瘡発生率

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指標 分母:退院患者の在院日数合計 分子:d2《真皮までの損傷》以上の褥瘡発生患者数 割合
d2《真皮までの損傷》以上の褥瘡発生率 52104 26 0.05%
令和6年6月1日以降に入院し、令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に一回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
褥瘡(床ずれ)は患者の生活の質を低下をきたすとともに、感染症を引き落とすリスクがあることから、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっております。

【医療の質指標】65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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指標 分母:65歳以上の患者 分子:分母のうち、栄養アセスメントが実施された患者 割合
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 2588 2468 95.36%
令和6年6月1日以降に入院し、令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に一回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
入院早期に低栄養リスクを評価して適切な介入を行うことで、入院経過や予後改善、在院日数の短縮につながります。

【医療の質指標】身体的拘束の実施率

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指標 分母:退院患者の在院日数合計 分子:分母のうち、身体的拘束日数合計 割合
身体的拘束の実施率 53370 4466 8.37%
令和6年6月1日以降に入院し、令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に一回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
身体的拘束とは、患者の身体または衣類に触れる用具を用いて、一時的に患者の身体を拘束しその運動を抑制する行為です。
医療機関では、身体的拘束を最小限に抑えることで患者の自由を尊重しながら、患者の安全と確実な医療の実施が求められています。

【医療の質指標】転倒・転落発生率

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指標 分母:退院患者の在院日数合計 分子:退院患者の転倒回数合計 割合【数値】 割合【表示用】
転倒・転落発生率 53370 115 0.00215 0.215%
令和6年6月1日以降に入院し、令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に一回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
入院中の転倒やベッドや車椅子からの転落は、疾患そのものの影響や、治療・手術などによる副次的な要因からも誘発されるため、総じて医療機関でのは転倒・転落がおきやすい環境であるといえます。
多くの医療機関では、傷害に至る至らないに関わらず、それらの事例を分析し、転倒・転落発生要因を特定しやすくしており、その分析によって転倒・転落を未然に防げるよう努力しております。

【医療の質指標】転倒・転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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指標 分母:退院患者の在院日数合計 分子:3b以上の転倒回数合計 割合【数値】 割合【表示用】
転倒・転落発生率 53370 4 0.00007 0.007%
令和6年6月1日以降に入院し、令和6年6月1日から令和7年5月31日までの退院患者で、一般病棟に一回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
インシデント影響度分類レベル3bとは『濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、手術日数の延長、外来患者の入院、骨折など)』と定義されており、転倒・転落によってここまでの影響がでてしまうケースもゼロではないため、日々の注意と事例要因分析が重要です。

【医療の質指標】リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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指標 分母:肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数 分子:分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者の数 割合
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 1041 965 92.70%
令和6年6月1日から令和6年5月31日までの退院患者で、一般病棟に1回以上入院した患者を対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者、生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外です。
肺血栓塞栓症等は、肺動脈(心臓から肺に血液を送る血管)に血栓(血液のかたまり)が詰まる病気です。
多くの場合で、脚部の深部静脈に形成された血栓(深部静脈血栓症)が血液に乗じて肺にまで運ばれてくることで発症します。
手術や長時間臥床を余儀なくされると、下肢を動かすことが少なくなるため、発症するリスクが高まります。
予防策として、弾性ストッキングの着用やフットポンプの装着などがあり、適切な予防対策実施が求められています。

更新履歴

2025/09/30
『令和6年度亀田第一病院 病院指標・医療の質指標』 公開