リハビリ科
リハビリ科のご紹介
リハビリ科は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種により構成され、医師、看護師および他職種と連携、協力しながら何らかの病気やケガによって障害を持たれた方に対して医師の指示の元、その方の身体的、精神的機能および能力を最大限に引き出せるようリハビリテーション医療を提供しています。
リハビリ科の特色
1,圧倒的な「運動器疾患リハビリテーション」の実績
年間入院リハビリ患者2,062名のうち約7割、外来患者にいたっては99%以上が運動器疾患を占めています。特に脊椎外科・整形外科の術後リハビリから、外来では保存療法、退院後の継続ケアまで、一貫して深く関わることが可能です。
2,スピード感のある術後リハと、寄り添う保存療法
入院では脊椎・整形外科の術後リハを主体とし、早期離床と機能回復を支えます。外来では、患者さんの日常生活や社会復帰を見据えた保存療法に注力。若年層の患者さんも多く、活気あるリハビリテーションを展開しています。
2025年度統計資料
外来
入院
2025年度経験年数資料(2026,04,01現在)
|
理学療法士 |
作業療法士 |
言語聴覚士 |
| 4年未満 |
4 |
1 |
|
| 5 ~ 9年 |
5 |
4 |
|
| 10 ~ 14年 |
6 |
2 |
1 |
| 15 ~ 19年 |
4 |
2 |
2 |
| 20年以上 |
2 |
1 |
|
| 合計 |
21 |
10 |
3 |
リハビリが必要となった患者様は身体的にもまた精神的にもいわゆる”痛い”・“キツイ”・”動くのが難義”な状態にあります。
そのような患者様と一緒にリハビリを行っていく内に「あら?どんどん良く、楽になっているわ」と患者様と幸せを分かち合いつつ楽しくリハビリが出来るようにリハビリ科スタッフは技術面での自己研鑽は当然の事、常に明るく良い雰囲気のリハビリ室を全員で作るよう協力し合っています。
最後に、患者様からの「ありがとうね」の一言が私たちリハビリ科スタッフにとって最高の喜びです。その為にも今後もさらに進化するリハビリ科であろうと考えています。
理学療法
理学療法とは、病気、けが、などによって運動機能が低下した人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に行われる治療法です。
当院では、疼痛の改善や身体機能の回復のために運動療法や物理療法などを用い、それぞれの患者様の状態に即したリハビリを提供しています。
外来リハビリ
各診療科での診察において、主治医より、リハビリが必要と診断された患者様を対象としたリハビリテーションを行っています。患者様の痛みや状態に合わせた徒手療法や運動療法、必要に応じて物理療法等も用い症状の緩和を図っていきます。
外来リハビリでは、複数のスタッフで患者様を担当しているためご希望の時間に予約を取りやすくなっています。また、待ち時間の短縮、リハビリ室内の混雑緩和にもつながり、快適な環境でリハビリを受けていただくことができます。患者様の状態を把握、共有するために毎朝カンファレンスを行い、より良いリハビリの提供を日指しています。
入院リハビリ
手術後の患者様や入院加療を必要とする患者様を対象としたリハビリテーションを行っています。
患部の機能回復のための機能訓練、基本動作練習、日常動作練習を患者様の状態に合わせて実施し、疼痛の除去や必要とする動作の獲得を目指します。
また、退院後の安全な生活や社会復帰に向けての実践的な動作練習や、アドバイスも行っています。
作業療法
上肢や手指の身体運動機能回復練習、書字・食事・更衣など身の回りの動作や家事動作練習、自助具の選定などを行い、家庭や社会へ復帰しても困ることがないよう実践的方法を見つける援助を行います。
日常生活動作練習
病気や怪我により今まで通りの生活が困難となった方にトイレ動作、更衣動作といった身辺動作から調理動作などの家事動作を患者様の日常生活を想定した具体的な動作を用いた練習を行います。
手の外傷や疾患に対して
骨折などの外傷や手の使い過ぎによる疾患、手の神経疾患などに対して手の可動域、筋力の改善を図り、生活で使える手となるよう支援します。
必要に応じて超音波療法、温熱療法といった物理療法や患者様の手の状態に合う装具を作製する装具療法を用いて行います。
脳卒中などによる手の麻痺に対して
脳卒中による後遺症で手に麻痺が残る方に機能回復練習を行います。促通反復療法(川平法)や低周波治療の他、物品を使用した練習を行い日常生活で可能な限り麻痺の手が使用できるよう支援します。
言語聴覚療法
ことばの理解や表現がうまく出来ない(失語症)、呂律が回らない(構音障害)などの言語障害や、物忘れが激しい(記憶障害)、集中できない(注意障害)などの高次脳機能障害に対して評価・訓練を行います。
また、飲みにくい・むせるなどの摂食嚥下障害には、嚥下造形検査(VF)、電気刺激(Vital stim)を用いて評価、訓練を行います。
言語練習、高次脳機能練習
失語症や構音障害などの言語障害、記憶障害や注意障害などの高次脳機能障害の方に検査をして、患者様の症状にあわせて練習を行います。
摂食嚥下練習
嚥下造影検査
Vital stimを用いた練習
食事回診
摂食・嚥下障害の方に嚥下機能の検査をして、練習を行います。
在宅や施設等に退院される際に、食物形態や食事摂取時の姿勢など安全に食べ続けられるように指導しています。
現職者からのメッセージ
理学療法士 入職1年目
私の所属するリハビリ科は、人間関係が良い環境だと思います。
業務の中では、患者さんに対しての悩みやわからないことは、質問したことだけでなく、さらに深く考えさせられる返答をしてくれます。
そして、毎週勉強会があり、それぞれのスタッフが外部の講習会で得た知識を伝達する場になっています。
その際にも活気のある質疑応答があり、わからないところは丁寧に教えてくれます。
このように、年代に分け隔てなく、コミュニケーションの取りやすい環境だと思います。
業務以外では、休憩中にスタッフどうしで趣味や家族の話題などで盛り上がっており、自然と笑顔になる時間もあります。
業務中も業務時間外でも有意義に過ごせる職場だと感じています。
作業療法士 入職2年目
当院のリハビリテーション室では、いつも明るい雰囲気でリハビリが行われています。
リハビリは大変だ、辛いことだ、と感じる方もいらっしゃると思いますが、少しでも楽しみながら行っていただけるような雰囲気づくりを心掛けています。
また、患者様により良いリハビリテーションを提供するために、スタッフ間での情報共有や議論が活発に行われています。
分からないことや疑問に思ったことは、頼りになる先輩方が丁寧に教えてくださるため、気軽に相談できコミュニケーションを図りやすい環境です。
さらに定期的に勉強会が行われ、外部の講習で学んだ知識を共有したり自身で調べたことを発表したりする機会が設けられています。院内の勉強会や外部講習を通じて、それぞれのスタッフが常に新たな技術の習得や知識の復習に努めています。
より良いリハビリを提供するために
外来、入院問わず、患者様やご家族からの症状や治療についての相談に対応しています。
特に退院後の支援が必要な方々に対しては、医師、リハビリテーションスタッフ、看護師、栄養士などの担当職員と密に連携し、情報を共有することにより、必要な社会福祉制度の活用や提案を行いながら、安心して在宅復帰できるよう支援しています。
技術の研鑽
院内研修
スタッフは、学会、研修会を通して新しい知見の吸収、リハビリ技術の研鑽に努めています。
また、院内においては定例勉強会を通して、治療技術の伝達の他、お互いの手技の向上を目指しています。